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愛しのバニー~Bad Romance~
第4章 明日翔
明日翔はこれまで何度となく、
パーカーのファスナーを下ろし、
ブラウスのボタンを外して現れる月子先生の乳房を想像してきた。

それはメロンのように重たげに垂れ下がり、
乳房の先では薄紅色の小さな乳首がうつむいていた。

描いていたふくらみと、
動画のなかで揺れる乳房は
大きさこそ同じではあるものの、

その迫力も、
男の指がうずまるほどの柔らかさも
明日翔の想像を超えるものだった。

「なんとなく、似てるっちゃ似てるけど」

明日翔は口ごもった。

そのとき、
フレームいっぱいに女を映していた画面が、
引きのアングルに変わった。

同時に女が寝ているベッドのカバーのバラの模様が
ちらりと映り込んだ。

その瞬間、明日翔は息を呑んだ。

───かわいいでしょう?ローラアシュレイのカバー。奮発しちゃったんだ

以前、部活のあとに
月子先生の部屋で夕食をご馳走になったことがあった。

インテリアを見て、
意外と花柄とか好きなんですね、
と明日翔が言うと、
月子先生は布団カバーに手をのせて、
そう言ったのだ。

「いや、似てない。全然違う。もう帰ろうぜ」

明日翔は言って立ち上がった。

明日翔の心臓は、胸を突き破らん勢いで鼓動を刻んだ。

間違いなくこれは、月子先生だ。

激しい血流が全身を駆け巡り、
一番敏感な場所を力強く突き上げてきた。

(やばいよ・・・なにしてんだよ先生)
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