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愛しのバニー~Bad Romance~
第7章 終章
喜田はうさぎの肉壺のぬめりに自身をうずめながら、
胸が締め付けられるような甘いときめきを覚えていた。

───うさぎ、好きだ

不純な糸で縛られた、汚れた関係だった。

どれだけ勇気を振り絞っても
うさぎに想いを伝えることができない。

まして自分には、
曲がりなりにも家庭がある。

そんな自分がうさぎを好きだと言えば、
彼女を単に困らせるだけで、
自己満足にしかならない。

───世界でただ一人俺だけが、うさぎの本当の願いを知っている

せめて自分が
うさぎの欲求を満たすことができる
唯一の男でいたい。

そんな願いから、
喜田はコスプレハメ撮りを公衆の面前にさらす、
といった捻じれた肉体関係を喜田は選んだ。

本当は誰にも見せたくない。
独り占めしたい。
でもそれは自分だけのエゴだ。

俺はうさぎのために、
うさぎの満足のために、
俺にしかできないことをしてやるのだ。

いつか終わる時が来るだろう。
早晩、このただれた関係が明るみに出るだろう。

頭の隅ではそれを解っている。

でも、俺はうさぎの体から、
うさぎという一人の女から、
どうしても離れることができない。

───このまま二人で落ちるところまで落ちてしまいたい。

ドアをノックする音が聞こえる。

それでも喜田は動きを止めることができなかった。

絶頂の兆しがもう目の前に迫ってきていた。
喜田は無心に腰の動きを速めた。

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