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愛しのバニー~Bad Romance~
第7章 終章
うさぎの最奥を突く。
子宮口がきゅうっと収縮し、
肉壺が痙攣する。
うさぎの太ももがわなわなと震え、
背中が反り返る。
「ああああ、いくいくいく・・・」
ドアを叩く音は執拗に鳴り続けた。
「月子先生、越智です。いるよね。開けて」
変声期直後の
乾いた少し高い男子の声がドア越しに響いて来る。
固くなった乳首を天井に向けて突き立て、
うさぎは絶頂を迎えた。
白目をむいたうさぎは、
恍惚に表情を蕩けさせた。
うさぎへの歪んだ思いが、
メチャクチャに体内を駆け巡った。
好きだ、好きだ。
外に表すことのできない感情が、
皮膚を突き破ってあふれ出てしまいそうだった。
喜田はたまらなくなってうさぎから体を抜き取ると、
うさぎの顔に跨って、
ベビーピンクの不織布マスクの上に、
白くて重たい粘液を放った。
ドアを叩く音はやまない。
きっとその扉を押し開けるまで、
彼はドアを打ち鳴らし続けるだろう。
喜田はカメラの電源を落とし、
うさぎのマスクを剥ぎ取り、見つめ合った。
これでもう、おしまいだ。
喜田はうさぎに唇を重ねた。
ドアを叩く音が、収まった。
覆いかぶさる喜田の肩越しに
ベッド横の窓を見て、
うさぎは凍り付いた。
カーテンの隙間から覗く少年の目が、
喜田に抱かれる裸のうさぎを、
矢のように突き刺していた。
おわり