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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第15章 王子動物園デート
出口の前にある
お土産売り場は営業してるので。
お土産売り場を見て。
ゆっくり回ったので、
動物園を後にする頃には
11時半ぐらいになっていて。
王子動物園には2時間半ほど
滞在していた感じだった。
『丁度いい時間ですし、
どうしますか?巴…』
ああ、そうだった。
動物園見てる間に
普通に楽しんじゃってて
すっかり忘れてしまってたけど。
王子動物園を楽しんだ後は、
ラブホテルに行こうねって
そんな話をしていて。
何度か行った事がある
ベノアリゾートにするか、
前に一度…利用して、
また行きたいねって話していた
北野にあるルネッサって言う
コンセプトルームが売りのラブホテルの
どっちが良いかを…動物園を
見終わった後に決める事に
なっていたって事を思い出したんだけど。
『じゃあ、今から
ベノアリゾート…ここからなら
車で5、6分の距離ですし
ベノアリゾート行って
あの部屋が空いてたら
ベノアリゾートにしましょうよ。
空いて無かったら、そのまま
ルネッサに行けばいいですよ』
王子動物園からベノアリゾートへは
車で5分ぐらいの距離で。
ベノアリゾートからルネッサまでは
車で10分もしないぐらいの距離だから。
どっちにするか決めかねている私に
そんな風に旦那さんが提案をして来て。
「でも…思ったんだけど…」
『お金の話は…したらダメですよ?』
値段が…あっちとこっちだったら
全然違うんじゃないかって
そんな気がして…尋ねてみたら
やっぱり…お値段の差がある感じで。
値段で安い方でってホテルを
選ぶのは許して貰えそうにない
そんなオーラを旦那さんから感じる。
車で5分の距離だから、
駐車場を出てしまえば
あっという間に…ベノアリゾートには
着いてしまう…訳で…。
駐車場に車を駐めて
エンジンを切って。
『さ、降りましょうか。巴』
「う…うん…」
ニコニコの港斗と対照的に
巴は微妙な顔をしながら、
乗っていた車から降りると。
あのお部屋が…使用中で
あります様にと内心祈りながら
ラブホテルの自動ドアをくぐった。
ーーー
ーー
ー