この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第28章 高知県の旅 室戸市~高知市
『あれ?巴、そう言えば
あん肝のお代わりを買いに行くって
行きませんでしたか?』
「だって、カニ味噌が凄い
美味しそうだったんだもんッ」
『さっきのビールの
お礼に…ツガニどうですか?』
と中村さんが
ビールのお礼にツガニを
おすそ分けしてくれたんだけど。
「ツガニ?兵庫では売られてるの
全然見ないカニだけど…」
ツガニも高知の美味しい物で、
秋が旬なのだそう。
ツガニって何だろうって思ったら
モクズガニの事で、水族館で
生きてるのを見たことあるけど。
アオサの天ぷらも美味しかった
四万十川はアオサの産地なのだそう。
「美味しい物がいっぱい
ありすぎて…お酒が美味しいね」
『カツオのタタキも美味しいけど
カツオの刺身も美味しいですよ?』
と中村さんがオススメしてくれて。
ピークが過ぎたら明神丸さんで
藁焼きのタレのタタキと
カツオの刺身も食べましょうと
彼が言っていたんだけど。
私は高知関係ないけどさっきの
珍味のお店で売ってたおでんが
凄い美味しそうだったから
気になってたりして。
『僕、ちょっとお酒と
鯖寿司買って来ます…んで』
そう言えば、むろと廃校水族館に
さばくじもあったけど、
調べてみたら高知は
カツオのタタキとかクジラだけじゃなくて。
土佐清水市で水揚げされる
清水サバもブランドサバとして有名で。
さっきのお店にもサバのお寿司が
色々と売ってたなって思いながら。
港斗君が戻てくるのを待っていると
焼きたてのアツアツの餃子が届いて。
丁度いいタイミングで彼も
鯖寿司とクラフトビールを
持って戻って来て。
中村さんと一緒に、
餃子と鯖寿司もシェアして。
すっかり同郷のよしみみたいなので
仲良くなってしまってたんだけど。
ひろめ市場でカツオのお刺身を
食べるんだったら本池澤さんが
オススメだと中村さんが言っていて。
お礼に買って来てくれるそうで。
司食堂さんのクジラのカツも
一緒に買って来てくれて。
クジラが苦手な人でも
食べやすいですよと中村さんが
地元のおじさんにオススメして
貰って美味しかったのが
ここのクジラのカツだそうで。