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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第29章 ヴィラ サントリーニ

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車はズンズンと山に入って行くし
こっちで合ってるの?って
不安になって来た頃に
突然山の中に開けた場所が
現れて、本日の宿泊先の
ヴィラ サントリーニに到着した。

代行運転のドライバーさんに
お礼を言って代金を支払って
帰って行く業者さんを見送って。

トランクに乗せていた
キャリーバックを出して貰った。

『前に、沖縄行った時に
古宇利島のヴィラに泊まりましたよね?』

「サントリーニ島をイメージした
プライベートプールがあった
凄い素敵なヴィラだよね?」

『高知にもサントリーニ島を
イメージしてるホテルが
あったんですよ。沖縄まで
行かなくても高知でも
リゾート楽しめますよ?
でも良く考えたら飛行機乗れば
同じぐらいの時間で沖縄行けますけどね』

確かに神戸空港から飛行機に
乗れば2時間で沖縄行けるから、
手続きとか費用とか考えると
沖縄よりはお手軽に
リゾート気分が味わえるか…。

白塗りの可愛らしい建物が
駐車場から見えていて。
鐘のついた可愛らしい門が見えている。

ここは宿泊者とレストランの
利用客以外は敷地の中に
立ち入りが出来ない感じなので
プライベートなリゾートを
ゆっくりと楽しむことが出来る。

まだ明るい時間に到着したから
青い空に白い壁の建物との
コントラストが美しい。

『今日もいいお天気でしたし、
明日も晴れの予報ですから
やっぱり…この雰囲気は晴れじゃ
ないと…リゾート感半減ですもんね』

入口の前でしばらく眺めて居たら
行きましょうかと旦那さんが
こっちに声を掛けて来て。

その可愛らしいデザインの
黒の鉄格子の門を開いて
その敷地の中に足を踏み入れた。

踏み入れた先は…ここが建物の
一番上になるみたいで…、
青い丸いドーム状の屋根しか
見えてない感じなんだけども。

建物の屋上に当たる部分の
通路を進んで行くと、
下に降りる階段があって。
私のキャリーバックは
旦那さんが持ってくれたので
私は旦那さんのリュックを持って
狭い幅の階段を降りて行く。

さっき見えていた青いドームの
屋根が乗っていた建物が
フロントになっているみたいで。

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