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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第4章 私の37回目のお誕生日
『でも……巴のスカートの下が
気になり過ぎちゃって…、元気が
有り余っちゃってるみたいです…』
「みっ、港斗は…いつもでしょ?」
『僕がいつも元気でいられるのは、
可愛い僕の奥さんのお陰ですね~』
と…この会話だけ聞けば、
旦那さんの健康管理に
気を遣っている…、
気配り上手の奥さんみたいだけど。
さっきからずっとグリグリと
私のお尻や…際どい辺りに…
ギンギンでガチガチのが当たってる。
「…ちゃんと…見れない…よぉ…」
『そうですね、ふざけるのは
これぐらいにしておきましょうか。
あんまりふざけてばっかりだと、
巴に怒られちゃいますもんね僕。
あ、これ。懐かしいのがありますよ。
ピラルク…所にあったやつじゃないですか』
壁に展示されている
ピラルクの原寸大のイラストと
背比べが出来るパネルに
旦那さんが近付いて行って。
『うわぁ…懐かしいなぁ…これ…
スマスイにあったやつじゃないですか。
僕あの…スマスイの、
資料館みたいな所好きだったんですよ。
後、タコみたいな…アトラクション』
スマスイ時代の思い出が
彼の中で蘇ったみたいで
早口に…当時の事を話して来る。
「私は……こことか…
王子動物園に…行く度に
どれか1つねって、買って貰う
ぬいぐるみ…が…記憶に残ってるかな。
今も…あの実家に居るのもあるけど…」
『後で、今日の…ぬいぐるみ
何か買って行きましょうよ。
今度からは僕が、巴に
1つ…ぬいぐるみ買ってあげますね。
もちろん、巴にもですけど
僕と巴に赤ちゃんが生まれたら、
僕達も…そうしてあげませんか?巴』
「港斗……、うん、そうだね…」
『……っと、こんな話をしてたら
丁度、入館できる時間になりましたね。
この奥からも中に入れるみたいですけど、
折角初めて須磨シーに来たんですし。
正面ゲートから入りましょうか』
事前にネットで購入した、
時間指定入館の時間になりそうなので。
正面ゲートに移動しようと
旦那さんがこっちに声を掛けて来て。
ここは…有料エリアを見てから
出口のゲートをくぐった先で。
最後に見る場所なのだそう…。