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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第4章 私の37回目のお誕生日
何か要りますかと言われたから、
秋のメニューのモンブランクレープと
ウーロン茶を…彼に買って貰った。
食べる物は持つので、と
オルカのぬいぐるみを託されたので。
購入したものはトレーに
向こうの人が乗せて提供してくれたけど、
私がクレープ頼んだからそれは
手持ちになってしまって。
彼は片手にトレーで片手に
クレープ状態になっていて。
やっぱり…オルカくじ…
後にした方が良かったですねって
そう言って笑っていたんだけども。
オルカショーは人気なので
指定席を予約してくれてて。
ショーが始まるまでの時間
スタジアムのショーが
一番よく見える特等席で
さっき買った物を食べながら。
10分程…待っていると、
音楽が変わってショーが始まった。
身体の大きさが違うから
ジャンプした時とかの
水しぶきが…凄くて…
前の方の人…ちょっとじゃないぐらい
ずぶ濡れになる感じの、
大迫力のオルカショーを楽しんで。
そのまま…オルカスタジアムから
メインゲート前の広場を
ドルフィンスタジアム側へ移動して。
『もう、このままここで
いい感じの場所取って
イルカショー14時からあるんで
流れで見ちゃいましょうか』
イルカショーの方は…
オルカショーほど…早い時間から
場所取りしてる人が居なくて。
自分達が好きな場所を
選ぶ事が出来る感じだったから。
プールの正面の…濡れる席の
2列ほど後ろ側の所で
一緒に座って待つ事にした。
『こっちにも…テイクアウト
スタンドみたいなの…あればいいのに』
「下にフードコートあるから
それを兼ねてる感じなのかな?
ちょっと…お手洗い行って来るね…
この子達にお留守番と席取り
して置いて貰うから…」
巴がそう言うと、オルカの
ぬいぐるみを自分が
座っていた場所に置いて。
2階席の下にあるトイレに向かった。
お手洗いを済ませて戻ると
僕も今の内に行っておきますと
旦那さんが言って来たので。
今度は私がオルカと一緒に
お留守番をする方になって。
おトイレに行った彼の帰りを待つ。
ショーの始まる時間まで
彼とお喋りをして過ごして。
息の揃ったコンビネーションジャンプが
楽しめる…イルカショーを観て。