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12歳年下の旦那さんとの甘い生活
第5章 2024年9月8日
こっちが支度をして貰って、
このまま車で旧居留地に向かうみたいで。
彼はもう…1足先にあっちで
ソロで撮影をして貰っているらしくて。
このプランはメイキング撮影付きだから
支度を整えてる所とかも撮影される。
私も彼もお互いの仕上がりを知らないから
またしても、ファーストミートが
スタッフさん達に仕込まれてる様な
そんな気がして仕方がないんだけど…。
『ちょっとサプライズで、
ファーストミート風に撮りましょうか』
私の方に付いてくれていた
フォトグラファーの女性が
私にそう声を掛けてくれて。
サプライズファーストミートを
このカラードレスでする事になって。
遠景で撮影をしてる彼が入る場所で
建物の影から、私がカメラに向かって
内緒をする感じのポーズをしてる
所を数枚カットとして撮影して。
あっちの人とは連携が取れてるみたいで
彼がこっちに背中を向ける感じになって
その彼の背後からちょっとずつ
近付いて行くところも撮って貰って。
撮影中の彼の肩を…トントンと
叩くと、撮影中の彼は
こっちにそれで気が付いたみたいで
後ろから肩を叩かれて驚いていたけど。
『……!!?…びっくりしたっ、
…と、巴…だったんですね。
良いじゃないですか、ドレス。
白も良いですけどカラードレスも
凄いいい感じ…ですよ、巴』
そのままその場で旦那さんに
お姫様抱っこをして抱き上げられてしまって。
そうされている様子も全部
そうなるまでの経過も含めて
どっちのカメラにも撮影されていて。
旧居留地の街中での
ロケーションフォトの撮影が始まって。
移動して街中を歩いてる所とか。
ちょっとここでとストップをされて。
鏡面になっているビルに
旦那さんが背中を預けて
立っている様子を撮っていたんだけど。
この画像をセピアとか
モノクロ加工したら
めっちゃカッコイイですよ~と。
私の付き添いをしてくれる
スタッフの人が嬉しそうに話していて。
確かに…何かの映画の
ワンシーンとかみたいになりそうだ。
旧居留地十五番館の前では
明るい内に撮っておきましょうと
言われて、その歴史を感じる
建物の前でも数カット撮影をして。