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天狐あやかし秘譚
第113章 【第22話 件】運否天賦(うんぷてんぷ)
「おかしいやろ?んで、京都支部の陰陽師がひとり、潜入調査に入ったらしいんや。
最初に占ってもろたときは、そいつが失くした財布が出てきよるって言われてな。
それは実際、見事的中したらしいんや。」
だが、問題は、2つ目の占いや・・・
土御門が微妙に目を細める。
「1つ目の占いが当たったんでめちゃ信じます、とかなんとか言って、
そいつ、2回目の占いをしてもらおうと尋ねていったんだな。
だが、そこで言われたんが
『2日後に車に轢かれて死ぬ』っていう結果だったんだと。」
「まさか・・・!?」
「ああ、それで実際、死によったらしい。その陰陽師・・・」
「そんな・・・!」
瀬良が目を見開く。
「しかもや・・・。その占われた陰陽師な、
念のため、2日後のまさに占いで指し示されたその時間、
家から出んようにしとったらしい」
それはそうだろう・・・瀬良は思った。
もし、百発百中の占いというのが本当なら、自分でもその場面に遭遇しないように全力を尽くすだろう。
「だがな、どういうわけか、
その時間にそいつんちの給湯器が爆発して炎上しよった。
火事やからな、逃げなあかん。
それで命からがら逃げ出したところに・・・」
「・・・もしかして・・・」
「そや・・・。ドンってな。
そいつが飛び出した道に猛スピードのワゴン車がツッコんできて
・・・即死やったらしい」
土御門が受けた報告によると、京都支部に在籍している祭部や占部の調査をもってしても、呪術の痕跡は見られなかったという。つまり、呪いの類で無理やり予言を成就させたというわけではないということだ。もちろん、地元警察がガス爆発やワゴン車の運転手についても徹底的に捜査を行ったが、少なくとも、その占い師との関係性は皆無だったということだった。
「つまりホンマに運命的に死んだとしかいいようがないんやと。」
土御門は頭を掻いた。
「それで、烏丸さんから応援要請が?」
「そうや。たしかにその占い師になんかあると考えるのが普通やな。
それに、そいつ、もっとだいそれた事を計画している可能性があるっちゅうこっちゃ」
「だいそれたこと・・・?」
最初に占ってもろたときは、そいつが失くした財布が出てきよるって言われてな。
それは実際、見事的中したらしいんや。」
だが、問題は、2つ目の占いや・・・
土御門が微妙に目を細める。
「1つ目の占いが当たったんでめちゃ信じます、とかなんとか言って、
そいつ、2回目の占いをしてもらおうと尋ねていったんだな。
だが、そこで言われたんが
『2日後に車に轢かれて死ぬ』っていう結果だったんだと。」
「まさか・・・!?」
「ああ、それで実際、死によったらしい。その陰陽師・・・」
「そんな・・・!」
瀬良が目を見開く。
「しかもや・・・。その占われた陰陽師な、
念のため、2日後のまさに占いで指し示されたその時間、
家から出んようにしとったらしい」
それはそうだろう・・・瀬良は思った。
もし、百発百中の占いというのが本当なら、自分でもその場面に遭遇しないように全力を尽くすだろう。
「だがな、どういうわけか、
その時間にそいつんちの給湯器が爆発して炎上しよった。
火事やからな、逃げなあかん。
それで命からがら逃げ出したところに・・・」
「・・・もしかして・・・」
「そや・・・。ドンってな。
そいつが飛び出した道に猛スピードのワゴン車がツッコんできて
・・・即死やったらしい」
土御門が受けた報告によると、京都支部に在籍している祭部や占部の調査をもってしても、呪術の痕跡は見られなかったという。つまり、呪いの類で無理やり予言を成就させたというわけではないということだ。もちろん、地元警察がガス爆発やワゴン車の運転手についても徹底的に捜査を行ったが、少なくとも、その占い師との関係性は皆無だったということだった。
「つまりホンマに運命的に死んだとしかいいようがないんやと。」
土御門は頭を掻いた。
「それで、烏丸さんから応援要請が?」
「そうや。たしかにその占い師になんかあると考えるのが普通やな。
それに、そいつ、もっとだいそれた事を計画している可能性があるっちゅうこっちゃ」
「だいそれたこと・・・?」

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