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白昼夢
第3章 SNS
「え?気にしてないよ?」
「そ、そう…」
「それよりさ、実際に小林さんに会って見たいんだけど…」
「え?いきなり?」
「ダメかなぁ?」
「だって、私、古川さんの顔も知らないし、話したこともないのよ?」
私はこう古川に書いて送ったのだ。
すると、こんな返事が返って来た。
「あ、ごめん、今日これから仕事だから、また夜にメッセージで話さない?」
「え?土曜日は仕事なの?」
「うん…」
「夜の何時頃になるの?」
「そうだなぁ、8時過ぎかなぁ…」
「分かったわ…」
「本当は店自体は7時で終わるんだけどさぁ…」
「なに?」
「ウチの会社ブラックだからさぁ、9時まで仕事なんだよね…」
これを聞いて私は9時かと思ったのだ。
9時頃と言えばもう寝る支度に入ってしまう。
昨夜眠れなかったので、今夜はぐっすりと眠りたかったのだ。
でも、この古川と言う名の男に興味があったのでこう書いて送った。
「じゃ、9時にメッセージ待ってるわ…」
「分かった、またね…」
こうして、夜にまた古川とメッセージをやり取りすることになった。