この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生♡ロリコンになってください♪
第9章 乱れ麻糸のち・・・ひとり遊び

☆☆☆
そうだ、あの時みたいに・・・。
「君!私おぶってあげる。だから泣かないで!」
私は背中を差し出した。予想外の行動だったのだろうか、びーびー泣いていた男の子が少し泣き止んだ気がした。
「大丈夫!お母さんのとこ!一緒に行こう!」
努めて明るく、笑顔で言う。その子が、キュッと背中につかまってきた。
よし!
あの時よりずっと大きくなったし強くなった私にとって、このくらいの子をおんぶすること自体は簡単だ。おんぶされて、ちょっと気分が変わったのか、男の子は泣くのをやめていた。
「お母さん、どこ?」
尋ねると背中の男の子が黙って指をさす。その方向に歩いていくと、すぐに母親が見つかった。ちょっと、離れたところで本を読んでいたようだった。
「きゃあ!しょうちゃん、どうしたの!?」
お母さんが駆け寄ってくる。
「転んじゃったみたいで」
私が説明すると、男の子はぴょんと私の背中から飛び降りて母親に抱きついた。
「ブランコからおっこった」
また、じわっと涙が出てくるが、ぐっと我慢したみたいだった。
「それで、お姉ちゃんが・・・助けてくれた」
あらそうなの・・・、ありがとう、とお母さんが言い、にっこり私に笑いかけてくれた。
よかった・・・、なんとかなった・・・。
二人で手を繋いで帰っていく姿を手を振って見送った。
やっぱり、そう・・・私はいつでも、なんとかできる。
そうだ、そうよ!
さっきまで、ちょっと胸が苦しかったけど、何だが元気が出てきた気がした。
そうね、うじうじ考えているなんて私らしくないよね。
私は思い直した。
とにかく、何か秋良のことが気になっているんだ。秋良と風見先生の、あれを見てから変なんだ。そう、気になるなら直接聞けばいいんだ。そうだ、秋良に聞こう!
そうだ、そうだよ!わからんのなら、直接聞けばいいんだ!
簡単な、ことだ。
そうだ、あの時みたいに・・・。
「君!私おぶってあげる。だから泣かないで!」
私は背中を差し出した。予想外の行動だったのだろうか、びーびー泣いていた男の子が少し泣き止んだ気がした。
「大丈夫!お母さんのとこ!一緒に行こう!」
努めて明るく、笑顔で言う。その子が、キュッと背中につかまってきた。
よし!
あの時よりずっと大きくなったし強くなった私にとって、このくらいの子をおんぶすること自体は簡単だ。おんぶされて、ちょっと気分が変わったのか、男の子は泣くのをやめていた。
「お母さん、どこ?」
尋ねると背中の男の子が黙って指をさす。その方向に歩いていくと、すぐに母親が見つかった。ちょっと、離れたところで本を読んでいたようだった。
「きゃあ!しょうちゃん、どうしたの!?」
お母さんが駆け寄ってくる。
「転んじゃったみたいで」
私が説明すると、男の子はぴょんと私の背中から飛び降りて母親に抱きついた。
「ブランコからおっこった」
また、じわっと涙が出てくるが、ぐっと我慢したみたいだった。
「それで、お姉ちゃんが・・・助けてくれた」
あらそうなの・・・、ありがとう、とお母さんが言い、にっこり私に笑いかけてくれた。
よかった・・・、なんとかなった・・・。
二人で手を繋いで帰っていく姿を手を振って見送った。
やっぱり、そう・・・私はいつでも、なんとかできる。
そうだ、そうよ!
さっきまで、ちょっと胸が苦しかったけど、何だが元気が出てきた気がした。
そうね、うじうじ考えているなんて私らしくないよね。
私は思い直した。
とにかく、何か秋良のことが気になっているんだ。秋良と風見先生の、あれを見てから変なんだ。そう、気になるなら直接聞けばいいんだ。そうだ、秋良に聞こう!
そうだ、そうだよ!わからんのなら、直接聞けばいいんだ!
簡単な、ことだ。

