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第15章 衝動

　
…嘘嘘嘘っ……
…こんな………
…いっぱい……濡れてるのにぃぃぃっ………


　Ｔシャツに包まれたシンの肩を掴んだ右手の指に力が籠もる。

「ああっ……あが……あ…あぁあ……っ………」

　シンの肩を掴んで上体を反らし、左手の人差し指を折り曲げて歯噛みしても洩れ出す呻き声。


…こんな……こんなの…って………


　Ｍ字に開いた膝は疎か、全身がガクガクと震え出す。

　脳にまで震動を与えた錯覚に陥る程のズンッと重たい衝撃。

　ミリミリッと狭い膣口を抉じ開け、一気に子宮へと届いた亀頭。

　ふっくらと盛り上がったパイパンの恥丘に、ワレメのナカへと侵入してきたモノの形が浮かび上がるかと思うくらいの圧迫感。

　窮屈なナカで陰茎が膣壁を押し退ける。

　ワレメが裂ける錯覚を覚える程のモノの逞しさに、真希の脳は一気に白い靄に包まれた。

「あ…あぁ…がぁ………」

　目を見開いた儘の真希のクチからは、声にならない言葉が洩れ出す。

　ビクンッビクンッと胸を揺らして跳ね上がるカラダ。

　ブワッと一気に全身から汗を吹き出した真希のカラダは、痙攣を起こしながらモノを咥え込んだワレメをキュッと締め付けた。

「ま、真希さんっ!?」

　仰け反った儘、まともではない声を洩らして痙攣を続ける真希に、シンは戸惑いを見せたのだった。