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第6章 白衣

　
　医師の口が‘ズズ……’と音をたててワレメを吸い上げる。

「んぐぅっ……ぐぅ………」

　まるでワレメのナカを吸い込まれるような感覚に、真希は脚の爪先を折り曲げて顔を顰める。

　舌を窄ませて膣口へと捩込まれれば、突き上げた尻を震わせて呻き声を洩らす。


…そんな…ナカまで……舌………


　真面目だと思われている真希でも、既に性行為は経験済みだった。

　しかし、相手は血気盛んな、思春期真っ盛りの同年代。

　真希に快感を与えるよりも、己の肉欲だけを満たせれば良いという独り善がりの性交ばかりだった。

　男の情欲を促すような真希のカラダを弄ぶだけの行為と違って、医師の執拗な責めは真希にとって初体験であった。

　今まで与えられた事の無い刺激。

　刺激がカラダ中に広まっていくと、真希の呻き声はいつしか熱を帯びたものへとなっていた。

　更には、医師が押さえ付けなくとも、高く突き上げた尻は激しく揺れる事も無く、医師の舌技に微かに震えるだけだった。