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第10章 3度目のタイムリープ～メンチカ編～

ミサは唖然としている智樹に言った。

「もちろんこんな未来でいいわけないわよね？
当然、ココちゃんを助けに行くんでしょ？
それとも、もうココちゃんの事は諦めるのかしら……？
ココちゃんは貴方を守るために、辛い目にあったのに、行かないなんてねぇ……？」

オークションの時に何人もの男に殴られたからなのか？
ミサの言っていた寿命が短くなっているからなのか？

体のダルさを感じるが、行かないなんて選択肢はない。

「このままでいいわけないっ!!ミサ。頼む。もう一度タイムリープしてくれ」

「そうでなくちゃね……？今度こそココちゃんを助けてきなさい……」

こうして3度目のタイムリープの旅に出た。

今度こそ、二人で幸せになるために。