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第15章 イメクラの講習ーサトル店長ー

どれだけ心結が頭の中で、違う世界をイメージしても、さっきのイメクラのプレイルームで接しているのはサトル店長だ。

「でも心結の体に触れてるのは、さっきの店長って事だよな……？俺に見立てて演技するってこと？」

「そうよ。女の子なんて、生まれてきた頃から女優なのよ。可愛く思われたいって本能がそうさせるの。
女って受け身だから、目を閉じれば、汚いおじさんだって、頭の中ではイケメンになるわ……」

さすがにそれはないだろう。

困惑している智樹に対して、やっぱり嬉しそうなミサ。

「ココちゃんの頭の中では貴方が相手だけど、実際の貴方は、ここで見てるだけ。フフッ……ダメ男にお似合いよね？」

「そんな……」

「本当のイメージプレイってこういう事を言うのかしら？ココちゃんの作り出す貴方は、良くできてるわよ？楽しんで見るといいわ……」

こうして、心結が作った『智樹に抱かれるという妄想シーン』を映像で見ることになった。