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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第3章 いざタイムリーブの旅へ
「ん~?あの日の夜ってココちゃんが貴方に泣きながら『もう別れよう……ごめんね……』って言った日なんだけど。
泣いてた理由は、貴方と別れるから。ってだけじゃないの」


「えっ……他に何か……?」

「あの後、涼はココちゃんに『最初から付き合うつもりなんてないから~っ』って笑われて捨てられたの。
だって入部してきた頃から、涼はココちゃんの体にしか興味なかったんだから。何十人も相手にしてきた涼が、ココちゃんは他の女と違うかも?なんて思うほどピュアだった。
でも結局ココちゃんも、ただの雌だった。って笑ってたわ」

怒りと悔しさが滲むが、それならこの先、自分が幸せにすればいいだけ。と胸を張る智樹。

「じゃあ今から謝れば、もう一度やり直せるって事?」

少し嬉しそうに声を弾ませて言った。

涼の事なんて、過去の恋人くらいに考えれば、まだなんとかやり直せるのではないか?
自分が気にしなければ、心結と上手く付き合っていけるのではないか?

そんな気持ちでいたが、ミサは首をゆっくりと横に振った。


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