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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第18章 心結のグラビア撮影
智樹の制止する声が部屋に響いた瞬間、心結が驚いたように振り返った。

「……智樹くん……?」

しかし、涼は落ち着いた声で間に割って入ってきた。

「心結ちゃん、今いい流れで撮影できてるよね?もう少し撮りたいよね?」

その言葉に、心結は少し戸惑いながらも、自分の意思で答えた。

「……はい。もう少し撮ってほしいです。」

心結の頬は熱を帯び、どこか高揚感に包まれているように見えた。

「……ココ、それ以上は……ダメだ……」

智樹の声は震えていた。

ただ今日隣の席になった関係の男という立場では、心結の決意を止めることができるはずもない。

「なんか、アイドルの写真集みたいな、綺麗な写真が撮れそうな気がするから、もう少し撮りたいな?」

智樹を説得するように優しく諭す心結の言葉は、昔から知っている彼女そのものだった。

涼は心結の決意を聞いて、満足げに笑みを浮かべながら、智樹の肩を軽く叩く。

「ほら、心結ちゃんもこう言ってるんだ。邪魔をしないでくれるかな?いい写真が撮れるタイミングって、逃したら二度と来ないんだからさ」

涼は心結の手前、それらしく言っているがダメなものはダメだ。

雰囲気に飲まれて、裸になっていく心結を見たくなんてないのだから。

涼の言葉に従ってはいけない。
だから止めたのに、心結には伝わらない。

「智樹、少し廊下で話そうか?」

「えっ……あ、はい……」

涼はにこやかに言うと、智樹の肩をぐいっと押して廊下へ追い出した。

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