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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第3章 いざタイムリーブの旅へ
しかし、ミサは楽しげにその反応を見ながら続ける。

「何回でもタイムリープはできるわ。
でも、その度に寿命は少しずつ縮んでいく。
私が生気を奪うからなんだけどね?
だから無限に繰り返せるわけじゃないのよ。
しかも、タイムリープする度に、解決しにくくなっていくの。

隣の家に住む幼馴染みじゃなくなることもあるし、普通の女子高生とも限らない。

相手も涼みたいなただの遊び人じゃなくて、屈強な男が相手かも知れないし、手が届かないような資産家だったりするかも知れない。

時空を歪ませるんだから、仕方のない事ね」

幼馴染みじゃなくなる……?
相手も涼じゃなくなる……?
もっと手強い相手になる……?

早いうちに解決しないと、とんでもない未来が待ってそうで、怖くなってきた智樹。

しかし、ミサの目を見てしっかりと言った。

「それでも……やるしかない。ココを守りたいんだ」

「いいわ、でも覚えておきなさい。
タイムリープする度に、君の今の記憶と、過去のその世界線の記憶が融合していくの。

メリットは過去に戻った世界線の、記憶や技術が伝わる事。

デメリットは、今の貴方が過去の記憶を持って帰って来ること。

もし10回失敗すれば、今の貴方に、10種類のココちゃんの処女喪失が、胸に刻まれる事になる。
苦しみがどんどん増していくってことよ?」

きっと苦難の道が待ってるのだろう。
それでも、智樹はミサに頭を下げた。

「俺がココを幸せにしてみせるっ!!タイムリーブさせてください」

「じゃあ。始めるわ。私の栄養が帰ってくるのを楽しみにしてるから」

「何だよ?助けてくれるってのに嫌な言い方をするなぁ……」

次の瞬間、智樹の全身に電気が走ったような感覚の後、過去へ旅立って行った。


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