この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
罪女磔刑
第3章 罪人 長澤 慶子

受信
From 慶子
2024-11-16 01:04
-----------------------
彼は私のスーパーによく買い物に来てくれます。
閉店前の11時近くに来られる事が多いです。
夜の10時台は殆どのお客様がセルフレジに行かれてしまうので、私は手を動かす事が少なくなり疲れや睡魔が来てしまいます。
そんな中、彼はいつも私のレジに来て下さいます。
とても澄んだ目をしている人です。
優しくて、欲の無い、心が澄んだ人のように感じます。
私が、ポイントカードはお持ちですか?とお伺いして、
彼が、はいと答えてカードを出して下さいます。
いつもその短い会話ですが、私は彼の声が聞ける事が幸せです。
彼はとてもいい声をしています。
私は彼の声が好きです。
彼の名前はカードに記載してあるのを見て知りました。
他にも彼の事を知りたくて、登録されている内容を見ました。
年齢は5月に20歳になられたばかりでした。
住所が私の家から近い事もそれで知りました。
お釣りをお渡しする時に、右手でお釣りをお渡しして、左手を彼の手に添えます。
その時彼の手に少しだけ触れて、それがとても幸せです。
もっと長い時間、彼の手に触れていたいです。
彼のアパートは私の家から見える場所でした。
夜になると部屋の灯りが点くので、彼が部屋にいる事が分かります。
彼があそこにいる、そう思うと胸が熱くなります。
彼の部屋の灯りが消えるまで、ずっと彼の部屋を見ています。
-----------------------
From 慶子
2024-11-16 01:04
-----------------------
彼は私のスーパーによく買い物に来てくれます。
閉店前の11時近くに来られる事が多いです。
夜の10時台は殆どのお客様がセルフレジに行かれてしまうので、私は手を動かす事が少なくなり疲れや睡魔が来てしまいます。
そんな中、彼はいつも私のレジに来て下さいます。
とても澄んだ目をしている人です。
優しくて、欲の無い、心が澄んだ人のように感じます。
私が、ポイントカードはお持ちですか?とお伺いして、
彼が、はいと答えてカードを出して下さいます。
いつもその短い会話ですが、私は彼の声が聞ける事が幸せです。
彼はとてもいい声をしています。
私は彼の声が好きです。
彼の名前はカードに記載してあるのを見て知りました。
他にも彼の事を知りたくて、登録されている内容を見ました。
年齢は5月に20歳になられたばかりでした。
住所が私の家から近い事もそれで知りました。
お釣りをお渡しする時に、右手でお釣りをお渡しして、左手を彼の手に添えます。
その時彼の手に少しだけ触れて、それがとても幸せです。
もっと長い時間、彼の手に触れていたいです。
彼のアパートは私の家から見える場所でした。
夜になると部屋の灯りが点くので、彼が部屋にいる事が分かります。
彼があそこにいる、そう思うと胸が熱くなります。
彼の部屋の灯りが消えるまで、ずっと彼の部屋を見ています。
-----------------------

