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girlslove
第9章 【番外編②〜お友達同士でカラオケ〜】



ついにこの時がキタ
せりさんのダンサー仲間と私の同僚で遊ぶ事になった
紹介しあう…みたいなノリだったけど、何気にこういう事態に慣れてなくてどうなる事かと思ったけど


私の同僚はせりさんとダンサー仲間に興味津々で、私が仲を取り持たなくとも意気投合していた
人懐っこい同僚たちに感謝
ダンサーさん達もたくさん話題振ってくれて
やっぱり陽キャの塊のような人達だった
私が疲れないようにせりさんも気を遣ってくれる


ご飯食べてカラオケ行く流れに


皆、上手い
いや、それ以上なのがせりさん!!
初めて歌うところ見たけど、
このビジュアルで歌が上手いとアイドル以外何者でもないのよ
何でアイドルにならんかった!?
「興味なかったから」ってスカウト経験あったんかい!!


いや、アイドルになられてたらこうして私との接点もなかったかも知れない……いや皆無だ
プロのダンサーになってくれてありがとうございます
ダンサーでも出逢えた事が奇跡に近いのに


「せり、これ歌って」って入れる曲のセンスがまた良い!!
何曲か歌わされてて「もう良いよ」ってリタイヤしてたけど、私はもう惚れ惚れです……
目も耳も幸福でしかない
98点とかバケモノです……


他の人が歌ってるのをちゃんと聞く私だけど
隣からちょっかいを出してくるせりさん
皆の目を盗んで頬にキスしてくる
ダメだよ、と合図してるのに手はずっと腰だもん
耳元で「抜ける?」ってバカ……
冗談ってわかってるけど正直ドキドキしてました


皆の前でも堂々と手を繋ぐし、常に隣をキープしてくる
未だに淳太をライバルだと意識してるらしいし
他の人でも私に触ったりすると阻止してくる


「せりの愛は重いでしょ?」ってダンサー仲間にも言われた
後ろからハグされて「誰にも渡さないよん」って堂々宣言
そう言うくせに私の同僚にも優しく接するから、それはそれで私もヤキモキ…


「碧唯の大切な人は私にとっても大切だから」


「んーーーでも、モヤモヤします」


「わかってる、碧唯だけは特別、約束する」


その後のキスはそれはそれはもう………
濃厚で立ってられないほど腰がやられちゃうキスでした






Fin


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