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バンコクの夜の街で日本人の男であること
第4章 “ラスボス”
鼓動が高鳴り、逆に体の力がへなへなと抜けていきそうだ。
今度は“ママ”がすかさず、俺に紙切れを差し出した。
そこには、こう書かれてあった。

『女の子の連れ出し料
 店へ 500バーツ
 女の子へ 3000バーツ』

ママは俺に「どう?」という顔をした。
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