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第9章 紫の女

「僕達は中学から付き合ってましてね、お互い初めて同士でそのまま結婚しました。なんの経験も冒険も他の恋愛も知らないまま親になりました。
平凡な毎日で普段なんか父ちゃん母ちゃんですよ」


そんな雰囲気に見えなかったからビックリだ。


「でも、こうして刺激的な事するとイサコも女で僕も男だって確認できる。イサコへの気持ちは揺るぎないですから、これはプレイとして安心して楽しめる。信頼があるからこその刺激的な遊びですね」


イサコさんは中村氏に寄り添った。


色褪せない愛情が二人を包んでいた。