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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第17章 妄想の乙女〜琴葉
「先生さえ良ければ、今週末はいかがでしょう。琴葉の大学の近くのレストランを押さえておきます。食事をしながらいろいろと」
「こちらは構わないが、お店のほうは?」
「私がいなくても店は回っていますから。先生がご存知のとおり、うちの店には優秀なスタッフがいるんで」
「ああ……」
その物言いに苦笑する。確かにそうだ。この男は経営者であって店長は別にいる。尾崎オーナーがたまに店に顔を出すのは、様子を見に来ているだけだ。かつてそこでアルバイトをしていた美月のように、気になる女がいれば口説いてモノにする、とか。
まあ……。その美月を見そめ、モノにしたこの私も、人のことは言えないが。
「決まりですね。それじゃあ、そのレストランで落ち合いましょう。十二時に……」
店の場所と名前を聞き、メモを取る。場所は新宿だった。酒を飲むから車で来ないようにと釘を刺され、電話が切れた。
新宿というのがなぜか引っかかった。
その琴葉という女が通っている大学近くのレストラン……新宿にある大学といえば……。
まあいい。
行けばわかるさ。
「こちらは構わないが、お店のほうは?」
「私がいなくても店は回っていますから。先生がご存知のとおり、うちの店には優秀なスタッフがいるんで」
「ああ……」
その物言いに苦笑する。確かにそうだ。この男は経営者であって店長は別にいる。尾崎オーナーがたまに店に顔を出すのは、様子を見に来ているだけだ。かつてそこでアルバイトをしていた美月のように、気になる女がいれば口説いてモノにする、とか。
まあ……。その美月を見そめ、モノにしたこの私も、人のことは言えないが。
「決まりですね。それじゃあ、そのレストランで落ち合いましょう。十二時に……」
店の場所と名前を聞き、メモを取る。場所は新宿だった。酒を飲むから車で来ないようにと釘を刺され、電話が切れた。
新宿というのがなぜか引っかかった。
その琴葉という女が通っている大学近くのレストラン……新宿にある大学といえば……。
まあいい。
行けばわかるさ。