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野生カップルは万年発情期
第10章 【肉棒】のある同類
美女は何日も放浪を続けた…幾つかの山を越え森を抜け、
視界が開けたら広大な場所だった。サラサラした地面は、
良く見ると細かい石粒の集まりだった。掬い上げると、
サラサラの手触りが気持ちいい。
その向こうに【果てが無い打ち寄せる池】が広がる。

「…ふわぁ〜」

寄せては返す波を飽きる事なく眺めながら歩いてたら、
今度は大小の岩が集まってる磯へ辿り着く。
水浴びしたい気分だったんで【大きな池】に入った。
独特の生臭い匂いするけど、心地よい水温で悪くない。

「……うえっ!!…ゲホッゲホッゲホッ!!」

掬って口に含んだら塩辛い。思わず吐き出して咳き込む。
背後から謎の巨大生物(大ダコ)に捕まったのは、そんな
タイミングだった。周りに合わせて体色を変えていたので
気が付かなかった。
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