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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

ドアを開けて桃花が手紙の束を持って
事務所へ入って来た
「 所長これ請求書の束、支払いどうするんです? 」
「 2か月、依頼も無くてお家賃も2か月払って無いから
2階に上がって来る時、大家さんに見つからないように
上がって来る身に成って下さいよ、」
藤堂は煙草を咥え煙を吐き出して
「 桃花ちゃん珈琲が欲しいな 」
ネコ撫で声で頼んだ
駅裏の探偵事務所を開いて2年元は刑事をしていた
開設当初は伝手で依頼も幾つかあったが、
一巡した後、仕事が止まり2か月の間、藤堂は
椅子のお留守番に明け暮れていた 時折電話が鳴るが
依頼をしたいと問い合わせて来る電話も、料金を聞いて
電話を切られてしまう事が多い
藤堂は1日8万掛かりますと、話す相手に切り出した時
それまで、妻が夫がと興奮する様に話す相手が黙り込み
その場で電話を切って来る、持っていた受話器を眺め
電話機に置いて、またかと自嘲する事が多く成っていた
事務所へ入って来た
「 所長これ請求書の束、支払いどうするんです? 」
「 2か月、依頼も無くてお家賃も2か月払って無いから
2階に上がって来る時、大家さんに見つからないように
上がって来る身に成って下さいよ、」
藤堂は煙草を咥え煙を吐き出して
「 桃花ちゃん珈琲が欲しいな 」
ネコ撫で声で頼んだ
駅裏の探偵事務所を開いて2年元は刑事をしていた
開設当初は伝手で依頼も幾つかあったが、
一巡した後、仕事が止まり2か月の間、藤堂は
椅子のお留守番に明け暮れていた 時折電話が鳴るが
依頼をしたいと問い合わせて来る電話も、料金を聞いて
電話を切られてしまう事が多い
藤堂は1日8万掛かりますと、話す相手に切り出した時
それまで、妻が夫がと興奮する様に話す相手が黙り込み
その場で電話を切って来る、持っていた受話器を眺め
電話機に置いて、またかと自嘲する事が多く成っていた

