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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第1章 舞台
15世紀、16世紀。海賊と呼ばれた水軍が長崎半島を拠点てしていた。

水軍の名は、深堀水軍。戦国時代には、深堀純賢を出したが、その分家筋が、派遣されて、この島に砦を築いた。江戸時代になると、その島の支配は鍋島家に移り、島の神社の社家となった深堀家。

その後、社家の使用人が、石炭を発見。19世紀になると、石炭の採掘が本格化。

20世紀、炭鉱で栄えた。

元々の島民の数は200ほどだったが、あっという間に、人が集まってきて、誰も住んでいなかった島の東側には、バラック小屋のような家が立ち並んだ。

人口は、炭鉱の最盛期には15000人を超えた。

島の東側には、炭鉱で働く人とその家族のために、鉄筋コンクリート造の建物が作られ、ショッピングセンター、映画館、理容店、美容店、診療所、駐在所、温泉旅館、ビジネスホテル、球技場、海水浴場、プール、あらゆるものが揃えられた。

しかし、1990年代になると、炭鉱は閉山。

人口は急減し、閉山後には10000人を割り、数年で5000人を下回った。

21世紀になると、島には1000人もいなくなった。

島にも少子高齢化の波が押し寄せ、元炭鉱夫たちの寿命は短く、50歳代、60歳代で世を去って行った。

2020年には元々の島民の数に戻っていた。

炭鉱開発で荒れた島の土地。

あちらこちらに坑道が残っている。

行政は歴史遺産、史跡として保存して、それを観光資源にすべく、整備を始めていた。

そんな島に、寂れゆく島から出ていかなかった、古くからの島民と昭和の時代に越してきた住民が融合して暮らしていた。

島の西側の漁村に住むのは、澤村家、佐志家、仙道家、西郷家、後藤家、高木家、三浦家の七軒のみ。

島の東側には元炭鉱夫たちが後期高齢者となって住んでいる。

ほとんどが独り者の独居老人。

神社があるのは、島の中央の丘の上。

西には漁村。東には元炭鉱夫の住む住宅。

朝日は海から登り、夕日も海に沈む。

穏やかに時間が過ぎる島時間。

波の調べ。

一時の活気が去り、今、島は、静かに時を刻む。
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