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第5章 余韻
(あの時、お母さんから電話がかかってこなかったら…)


頭が真っ白になり脱力したマミがオヤジにもたれかかかって乳房をまさぐられていると、カバンの中から
『マミ、お母さんよ!マミ、お母さんよ!』
と着信音が鳴った。

その音でマミは正気に戻り、オヤジの魔の手から逃れたのだ。




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