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第9章 処女権の行使

「ただいま〜！」

明るい声がリビングに響き、オヤジは驚いてソファから転げ落ちた。


「あら、お客様？」

床に這いつくばるオヤジを、子供を背負った若い女が見下ろしている。


「トシオ君のお父様なの」

「まあ、はじめまして！マミの母です。いつも娘がお世話になっております」

オヤジはポカンと口を開けて彼女を見上げた。