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女旅芸人衆の淫ら旅
第2章 助平な和尚

『えっ?』

まさか!と驚く間もなく座長のお絹が
「お瞭さん、あんた、申し訳ないんだけど、和尚と寝てやってくれないかねえ」と言い出した。
機嫌よく茶を呑んでいたお瞭は、お絹の一言で茶を噴き出さんばかりに驚いた。

「ちょっと待ってくれ!お瞭は私の妻なんだぞ!」

お瞭があんなハゲ親父と床を共にするなんて考えただけでも虫酸が走る。
何としてでも断ろうと良案はお瞭を庇うように抱きしめた。

「あんたらが便宜上、夫婦を演じているのはお見通しだよ
ここで公演をさせてもらう上で、好きな女を差し出すというのが条件だったのをあんたも聞いていたろ?」

「いや、しかし…私たちは仮の座員なんだ
指名されたからといってもお瞭を差し出すわけにはいかない!」

「それなら、あんたたちとの付き合いもこれまでだね。
この薩摩から出られずに永遠とこの地をさ迷いな!」

くそっ!痛いところを突いてきやがる!
確かに一座を追い出されては諸国漫遊など出きるはずなかった。

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