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女旅芸人衆の淫ら旅
第2章 助平な和尚

さて、ふて寝を決め込んだ良案だったが、
目を瞑ると、お瞭が助平なハゲ親父に陵辱されているのを想像すると、体は疲れているのに眠りに落ちることが出来なかった。

『くそっ!忌々しい!!』

枕を壁におもいっきりぶつけたい衝動にかられていると、
「先生さま…ちょっと診ておくれよ」と襖の向こうから可愛らしい声がした。

「ん?その声はお玉ちゃんかい?」

声の主は一座の中で曲芸を演じるお玉という少女だった。

「どうした?腹でも痛むのか?」

「ううん…足が…痛いの…」

曲芸で足を捻ったのだろうか?
理不尽な一座に腹を立てていた良案だが、医者として痛んでいる者を邪険にするわけにはいかない。

「どれ、診てあげよう。
どうぞ入っておいで」

良案は布団から這い出すと、急いで行灯(あんどん)に火を灯した。

「足が痛むのかい?」

「ええ、時間が経つにつれてジンジンと疼きだしたの」

「それはいかん!さっ、遠慮せずに寝間に入っておいで」

「失礼します」と静かに襖が開いて、可憐な乙女が寝間に入ってきた。
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