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女旅芸人衆の淫ら旅
第3章 延岡へ
「汗をかいて砂ぼこりまみれってのもよくないですよ
どうですか?あの小川の冷たい水で体を拭くために一休みしませんか?」
お花の機嫌取りを兼ねて良案が提案した。
もとより医学にいそしんできた良案だけに体力が乏しい。
お花のわがままにかこつけて、本当は自分が一番に休みたいというのが本音であった。
「仕方ないねえ…
まあ、汗臭い女なんて男は毛嫌いするだろうから体を拭いておくというのはいいかもしれないわね」
いいかい?くれぐれもお日様に長く当たるのは良くないよ
体を拭くときは木陰に入るんだよ
座長のお絹が言い終わらぬうちに
娘たちは小川を目指して土手を掛け降りて行った。
「どうでしょう、私にあの娘たちの体を拭かせて貰えませんか?」
「やだよぉ、助平心丸出しだね
うまいことを言ってあの子たちのおっぱいを揉むつもりだろ?」
「いえ、そうではありません、あの子たちは痛みに耐える訓練をされておりますゆえ、なかなか自分から打ち身を言い出しません
なので、私が体を拭くという名目で触診させていただきたいのです」
良案は医者の顔になって真面目に答えた。

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