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貴方色
第1章 本音
「…え?黒子っち、今何て…?」

俺は、いきなりあり得ない状況に立たされていた。

俺の目の前には、感情の読めない黒子っちが立っている。

「ふぅ…。ですから、僕は、貴方が好きなんです。」








SU☆KI☆?




…スキ?















…って、好き⁉



顔が暑くなるのが分かる。


…落ち着け俺…。


『…………。』


黒子っちは、照れている様子はない。

まぁ、元から顔に出すとは思えないっすけど…。

友達として、好きってことっすよね。

俺が考え過ぎただけっすよね…。


「お、俺も黒子っちのこと好きっすよ‼」

「…。」


元から無口な、黒子っちがさらに無口になった気がした。


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