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夜に咲く名前のない恋人達
第7章 モニターに映るルカと姫
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ぷりんは響の胸の中でジャケットに包まれて、視界も耳も閉ざされているはずなのに、たまに入ってくる姫の甘声のせいで、ルカと姫の行為のイメージが膨らんでしまう。
現実味が消えていくとか……
私の知ってるルカじゃないとか……
そんなの最初のうちだけだった……
「いやーーーーーーーーっ!!」
ぷりんは、響の胸の中で大きな声を上げた。
ルカから下ネタとか、意地悪な事も言われた。
でも思い出すのは、優しいルカばかりで、耐えられなかったのだ。
そんなぷりんの様子を、笑いながら見ている麗香。
「フフフッ……司?ルカの大切なものが壊れていく様子はいかがかしら?」
「最高だな?コイツを肴にちょっとシャンパンでも飲むとしようか?」
麗香と司はテーブルに腰をかけて、グラスで乾杯をしている。
響はその様子を見て、二人に向かって言った。
「もう帰っていいのか……?このままじゃコイツがおかしくなってしまう……」
麗香は余裕の笑みを浮かべたまま返事をする。
「その子が帰りたいならどうぞ」
司もニヤニヤと二人を見つめて言った。
「帰っても何も解決しないけどな?精魂尽き果てるまで、こうして金持ちを抱くロボットとして、消えていく人生もいいだろ?」
響が二人を睨んで怒鳴る。
「じゃあどうすれば、ルカを返してくれるんだよっ!!」
現実味が消えていくとか……
私の知ってるルカじゃないとか……
そんなの最初のうちだけだった……
「いやーーーーーーーーっ!!」
ぷりんは、響の胸の中で大きな声を上げた。
ルカから下ネタとか、意地悪な事も言われた。
でも思い出すのは、優しいルカばかりで、耐えられなかったのだ。
そんなぷりんの様子を、笑いながら見ている麗香。
「フフフッ……司?ルカの大切なものが壊れていく様子はいかがかしら?」
「最高だな?コイツを肴にちょっとシャンパンでも飲むとしようか?」
麗香と司はテーブルに腰をかけて、グラスで乾杯をしている。
響はその様子を見て、二人に向かって言った。
「もう帰っていいのか……?このままじゃコイツがおかしくなってしまう……」
麗香は余裕の笑みを浮かべたまま返事をする。
「その子が帰りたいならどうぞ」
司もニヤニヤと二人を見つめて言った。
「帰っても何も解決しないけどな?精魂尽き果てるまで、こうして金持ちを抱くロボットとして、消えていく人生もいいだろ?」
響が二人を睨んで怒鳴る。
「じゃあどうすれば、ルカを返してくれるんだよっ!!」
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