この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第10章 【囚われない愛と持続的な関係】





「もうイっちゃったの?早いなぁ〜、で、昨日は誰と居たの?」


「んんっ……大智…と、だってばぁ…っ」


「往生際が悪いねぇ……まぁ、今回はそういう事にしておいてあげる、次は、ないよ?」


「ねぇ、ちょっと待って、信じてくれないの?信用ないまま勝手に終わらせないでよ、もう信頼崩れちゃってんなら」


「別れないよ?別れる選択肢はない、一華には与えないから」



ぶわっと嘘みたいに涙腺が壊れる
ローターを当てる手が離れた
スイッチも切ってしまう
泣き出した私を見て、素に戻ったの?



「別れるとか言ってないじゃん……隼人さんはいつも先に言う……私の話、最後まで聞いてくれないよね」


「違う、ごめん、こんな風に泣かせたい訳じゃないんだ」


「私は別れたくないよ…?ちゃんとお互いが納得いくまで話し合おうって思ってる……なのにすぐ別れる別れないの話を出してくるから、そういうとこ……ヤダ」



涙で声も上擦っちゃう
我ながら良い演技
でも、演技していくうちに憑依しちゃうのか
本当に止まらなくなっちゃうんだよね
動揺させたもん勝ち
主導権は、取られたら取り返せば良い



「そう……だよな、ごめん」


「ダメ、外さないで」


「え…?」



ヘタレだね、もう終わりなんて勿体ない
やるなら最後まで貫いてよ
外してこようとした手を止めた
もうさっきみたいな気迫は先輩からは感じ取れない
すっかり萎えちゃって、怒ってたくせに



「今回は私が悪い、隼人さんにこんな事をさせたのも私、ごめんなさい……大智が言ってた通り、時々会って愚痴を聞いたりお酒飲んだりしてるのも事実、でも隼人さんが嫌な思いするなら会わない」


「いや、そこまでは……」


「本当に?だって大智、まだ私に未練あるよ?3Pとかもすんなり受け入れてきたじゃん」


「そうだけど……」





/516ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ