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続・疼く…
第1章 第1幕 再会
家には帰ったが、何もする気持ちになれない…

心までからっぽ

小雨に濡れたくなった。
バスタオルと携帯電話を持って、車を走らせた。


沼があり、気持ちのいい風が吹く公園。

春には桜が咲き誇り、人々は花見に興じる。広い公園だ。

「さすがに、雨だと誰も居ないな…」

私にとっては好都合、誰かに見咎められることもない。

ポケットに携帯を入れて車から降りた。夜でもやはり暑い。

雨は、弱いシャワーのようで気持ちよかった。

足元の小石を蹴りながら、別荘の庭や林の中を裸で無邪気に遊んだことを思い出していた。


「もう、今の生活は嫌だ!」


『御主人様ぁ。。。』
大きな声で叫び、座り込んで泣いた。


……………………………


濡れた服を洗濯かごに入れ、私は今 家のシャワーを浴びている。

薄手のタオル地のバスローブを羽織り、冷蔵庫からアイスコーヒーを取った。

雨音をBGMに 渇いた喉にコーヒーを流し込む。
髪を拭きながら、「明日も仕事かぁ…」と、呟いた。
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