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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第80章 講師と絵画教室

この日は静物画を描いた。講師は的確なアドバイスをくれたし、同時に描いていた講師の絵を見せてもらったが、やはり彼の腕前は確かだった。
「先生、人物画は最近やっていないのですか?」
「……モデルのギャラが払えないんだよ。」
と真田氏。
富山氏が話を続ける。
「正直裸婦画で生徒数を稼いでいた節はあったからね。でも生徒数が減ったからモデルが雇えない。いわゆる悪循環て奴だ。」
「そういうことです……」
講師が肯定する。
「田村さんや川瀬さんが援助してきたけど田村さんは体調を崩したし、川瀬さんはヌード以外はすっかりやる気なくしちゃってずっと来てないよ。」
「……田村さんの体調って?」
「なんだか原因不明の中毒症状やらで倒れてずっと車椅子だよ。」
「見舞いに行ったけどあれじゃもう絵は無理だな。」
「へえ……」
「以前のような活気を取り戻すのは難しいな。」
講師は黙って我々3人の話を聞いていた。
「先生、人物画は最近やっていないのですか?」
「……モデルのギャラが払えないんだよ。」
と真田氏。
富山氏が話を続ける。
「正直裸婦画で生徒数を稼いでいた節はあったからね。でも生徒数が減ったからモデルが雇えない。いわゆる悪循環て奴だ。」
「そういうことです……」
講師が肯定する。
「田村さんや川瀬さんが援助してきたけど田村さんは体調を崩したし、川瀬さんはヌード以外はすっかりやる気なくしちゃってずっと来てないよ。」
「……田村さんの体調って?」
「なんだか原因不明の中毒症状やらで倒れてずっと車椅子だよ。」
「見舞いに行ったけどあれじゃもう絵は無理だな。」
「へえ……」
「以前のような活気を取り戻すのは難しいな。」
講師は黙って我々3人の話を聞いていた。

