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第83章 父親との再会

しばらくして梨果が例の白いセーラー服姿で出てきた。

「やっぱりとっても可愛いよ梨果ちゃん。中学三年になって色っぽさも増したよ。」

まさに真田氏の言う通りだ。

「じゃあ撮影開始しようか。」

「わかりました。」

真田氏の指示で様々なポーズをとる梨果を撮影をしていた。友也と様子を見守る。

パシャ！パシャ！パシャパシャ！！

「真田さん、そんなに撮らなくても……」

「大丈夫だ。フィルムカメラじゃないから数や現像の手間を気にすることないからな。」

それにしても必要なたった一枚のために撮りすぎである。

パシャパシャ！パシャ！パシャ！

「じゃあ次ソファーに座って。」

「真田さん、今回は立ちポーズだけでいいのですが。」

「せっかくだから色々撮っておこうよ。」

「ええっ……」

ソファーに座って黙って指示に従う梨果。時には横になったり今回の撮影としては必要のないポーズもたくさん撮っていた。

「梨果ちゃん伸びをしてみて？」

「こうですか？」

両腕を上に上げて伸びをする。

「おお！いいねー……セーラー服で両腕を上げるとお腹の素肌がチラッと見えるの俺好きなんだよねー」

パシャ！パシャ！パシャ！パシャ！パシャパシャパシャ！

気持ちはわかるがセーラー服を毎日着ている娘を持つ親の発言とは思えない。