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わたしの昼下がり
第11章 取り込み中(1)
今日も井戸端会議が始まりました。井戸端会議など早く終わって欲しいと思っているのですが…。そんな日に限って、話が弾んでしまいます。わたし以外のメンバーは…ですけど。
「選挙カーがうるさくてかなわないわね」
「電話もかかってくるし。どこで調べているのかしらね」
「電話帳をめくりながら片っ端からかけているんじゃないかしら」
わたしは上の空で聞き流しています。でも、あまりに話に加わらないでいると矛先がわたしに向いてしまうので、ときどき適当な相槌を打ってごまかしています。
「この前なんか晩のごはんどきにかかってきたわよ」
「忙しいときに電話なんかして逆効果よね。わたし絶対に入れないわ」
「あら、よっぽどお取込み中だったのね」
『お取込み中』という言葉に卑猥な反応を示す奥さまたち。まあ、わたしも含めてですけど。カマトトぶっていてもからかわれるだけなので曖昧な笑顔を浮かべて付き合います…。
「もういいところで…っていうときに鳴るのよね」
「あらやだ、『いいところ』ってどういうところなの?」
わたしは、□田さんがピンク色のタオルのことも既に見透かしているのではないかと不安になってしまいました。さすがに取り越し苦労だろうとは思いながら…。
「『いいところ』って、そういうところよ」
「座布団でも被せておけばいいんじゃない?」
「わたしね、そういうときは電話の線を抜いちゃっておくの」
「まあ、ずいぶん強硬な手段をお取りになるのね」
井戸端会議に線があったら今すぐ抜いてしまいたくなります。
「あ、やっと来たわ」
いつもよりも30分近くも遅れてゴミ回収車がようやく到着しました。
「もうちょっと早く来られないものかしら」
井戸端会議をさんざん楽しんでおいて回収車のおじさんに文句を言っている□田さん。わたしは心の中でおじさんにお礼を言います。
「選挙カーがうるさくてかなわないわね」
「電話もかかってくるし。どこで調べているのかしらね」
「電話帳をめくりながら片っ端からかけているんじゃないかしら」
わたしは上の空で聞き流しています。でも、あまりに話に加わらないでいると矛先がわたしに向いてしまうので、ときどき適当な相槌を打ってごまかしています。
「この前なんか晩のごはんどきにかかってきたわよ」
「忙しいときに電話なんかして逆効果よね。わたし絶対に入れないわ」
「あら、よっぽどお取込み中だったのね」
『お取込み中』という言葉に卑猥な反応を示す奥さまたち。まあ、わたしも含めてですけど。カマトトぶっていてもからかわれるだけなので曖昧な笑顔を浮かべて付き合います…。
「もういいところで…っていうときに鳴るのよね」
「あらやだ、『いいところ』ってどういうところなの?」
わたしは、□田さんがピンク色のタオルのことも既に見透かしているのではないかと不安になってしまいました。さすがに取り越し苦労だろうとは思いながら…。
「『いいところ』って、そういうところよ」
「座布団でも被せておけばいいんじゃない?」
「わたしね、そういうときは電話の線を抜いちゃっておくの」
「まあ、ずいぶん強硬な手段をお取りになるのね」
井戸端会議に線があったら今すぐ抜いてしまいたくなります。
「あ、やっと来たわ」
いつもよりも30分近くも遅れてゴミ回収車がようやく到着しました。
「もうちょっと早く来られないものかしら」
井戸端会議をさんざん楽しんでおいて回収車のおじさんに文句を言っている□田さん。わたしは心の中でおじさんにお礼を言います。

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