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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員
明白な絶頂だった。
顔を離すと、伝う場所を失った淫水がとぷっ、と垂れ落ちる。
しどけなく開ききった内腿に走る蜜痕が生々しい。
上体を起こした私はそっとポケットからハンカチを取り出した。
すかさず腿奥から丁寧に拭っていく。

恥態を晒しているというのに、先輩は身を竦ませたまま動けない。
ハンカチが腿肌に触れるたびに過敏に反応する。
あるいは、本当に初めて味わった陶酔だったのかもしれない。

内腿から臀部。
さらにクロッチが吸い込んでいた潤みまで拭い取ると、私のハンカチはぐっしょりと重たくなった。
意に介さずそのままポケットに押し込むのを、先輩がじっと眩しそうに見ている。
微笑を返しつつ、何か言いたそうにするのを目で制し、思いを込めて抱き締めた。
一瞬全身が強張ったものの、力はすぐに抜けて私にしなだれかかってきた。

ありがとうございます...
とっても...素敵な時間を...
そう耳元に囁きかけると、先輩がいかにも恥ずかしそうに大きな吐息をついた。
いつ知らず先輩自らの意思で私の身体にしがみついていた。
制服を通してもはっきり伝わるくらいに。
彼女の全身は火照っていた。


つかの間無言の抱擁を経て、私はあらためて先輩の身繕いを確かめ、また自身にも着衣の乱れ等がないか見定めた。
そろそろ見張りに立っている二人の二年生を呼び戻さなければ。
でも。
このままこの空気をおしまいにしてしまうのは名残惜しい。
私は賭けに出た。

先輩
明日の放課後、美術室へいらしてください
続きがしたいです
それだけ一気に言うと、私は返答も待たずくるりと背を向けて階段へ向かった。
どう受け止められたか。
遅れてついてくる気配だけが感じられた。

二人は階段の下で、特段何も気にする風もなく雑談に興じていた。
気を揉む必要はなさそうに思えた。
私たちが揃って姿を現したのを見て、安堵したような表情を浮かべたのだった。

きちんと話したわ
お互いによく分かり合えたし、これからはこの子もいい仲間になれそうよ
つい先刻の時間が嘘のように、感心するほど落ち着き払った台詞が飛び出した。
わぁ、と二人の顔が明るく綻ぶ。
私も控えめに笑顔を返した。
よろしくお願いします
とあらためて挨拶を交わしたのだった。

歩み去る後姿は凛として微塵も隙がないように見えた。
でも。
その肉体はなお疼き続けているに違いなかった。
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