この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
午後四時までの性隷
第2章 きっかけはゴシップ誌
きっかけは一冊のゴシップ誌でした。

夫が持ち帰ったものです。

「どうしたの?こんな雑誌…」

「うん…。うちの会社が載ってるんだ」

ゴシップ誌らしい書き方でした。

お家騒動がどうしただの、背景には女同士の戦いがあるだの、見出しを見るだけでもそのくだらなさがわかります。

「こんなの持ち帰ってきて…。皐月に見られたら叱られるわよ」

中学校三年生という多感な時期の娘が、こんなゴシップ誌を目にしたらどうでしょう。

きっと「パパ、エロい!」とか「最低!」とか言われるはずです。

娘がお風呂に入っているタイミングで帰宅してくれたことが救いでした。

「ごめんごめん。今度の資源ごみの日に出しておいてよ」

夫は謝ってくれたものの、悪びれる様子はありませんでした。

私はゴシップ誌を娘の目の届かない場所に隠し、夫の食事の用意をしました。

やがて娘がお風呂から上がり、話題は自然とテレビに映るお笑い芸人になっていきました。

家族団欒になったことで、私はそのゴシップ誌のことをすっかり忘れてしまいました。

その週の資源ごみの日の朝、溜まった新聞や紙ごみをまとめていたときですら、その存在は頭の中から消えていたのです。
/7ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ