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第2章 美香との夕食と告白

加奈子はリビングのソファに深く腰掛け、手元の雑誌を何気なくめくりながら、視線の端で美香の動きを捉えていた。キッチンでは、エプロンをつけた美香が夕食の準備に没頭している。彼女の背中が加奈子の視線を自然と引き寄せる。美香の髪が揺れるたびに、加奈子の胸の奥で何かが疼く。彼女は雑誌の文字に目を落とそうとするが、意識はどうしても美香に奪われてしまう。

「加奈子さん、今日の夕食はパスタにしようと思うんだけど、いいかな？」美香が振り返り、明るい笑顔を向ける。その瞬間、加奈子の心臓が一瞬早く鼓動した。彼女はできるだけ冷静を装って答えたが、声が少し震えているのを自分でも感じた。

「ああ、うん、いいわよ。美香ちゃんの作るパスタ、楽しみだわ」と加奈子。

美香が冷蔵庫を開け、野菜を取り出す。その動作が加奈子の視界に入ると、彼女の心はさらにざわめいた。美香の若々しい肌、滑らかな動き、すべてが加奈子の感覚を刺激する。彼女は自分の手が震えているのに気づき、こっそりと膝の上に置いた。

「加奈子さん、サラダのドレッシングはどれがいい？」美香が再び振り返り、加奈子に尋ねる。その声が甘く耳に響き、加奈子の体はさらに熱くなる。

「あ、なんでもいいわ。美香ちゃんの好きなので」加奈子は必死に冷静さを保とうとしたが、声はかすれていた。彼女は自分の内なる欲望と戦っていた。美香の存在が、彼女の理性と欲望の境界を曖昧にしつつあった。

ふいに加奈子は、昨夜、自慰行為にふけっているときに美香にドアを突然開けられた瞬間を思い出した。その光景が鮮明に蘇り、加奈子の体はさらに熱を帯びる。彼女は自分の手が自然と太ももに伸びているのに気づき、慌てて引き戻した。

「加奈子さん、どうかした？」美香が振り返り、加奈子の様子を訝しむ。

「い、いえ、なんでもないわ」加奈子は必死に笑顔を作り、美香に答えた。しかし、彼女の心は混乱していた。美香の存在が、彼女の理性と欲望の境界を曖昧にしつつあった。

夕食の準備が整い、二人はテーブルに向かい合って座った。美香がパスタを盛り付け、加奈子に差し出す。その手つきが優しく、加奈子の胸を締め付けた。