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漆黒の黒い華
第2章 漆黒

路地裏を歩いてると男と女が言い合っている。
「別れて、うざい」
「酷いよ!嫌だよ!ねぇ、なんで!?愁(しゅう)!!」
酷いよ!嫌だよ!うるさいよ!とこっちが言いたい。
関わりたくないな、と思いつつ通りすぎようとした瞬間。
誰かに腕を引っ張られ、体勢を崩した。
「この子、俺の彼女。彼女がいるから、お前はバイバイ」
なんとなく理解出来た。
私は別れるための材料になったのだ。
女の子は私を一睨みして、泣きながら去っていった。
え?なんで私睨まれたの?つか、こいつ誰…?
「別れて、うざい」
「酷いよ!嫌だよ!ねぇ、なんで!?愁(しゅう)!!」
酷いよ!嫌だよ!うるさいよ!とこっちが言いたい。
関わりたくないな、と思いつつ通りすぎようとした瞬間。
誰かに腕を引っ張られ、体勢を崩した。
「この子、俺の彼女。彼女がいるから、お前はバイバイ」
なんとなく理解出来た。
私は別れるための材料になったのだ。
女の子は私を一睨みして、泣きながら去っていった。
え?なんで私睨まれたの?つか、こいつ誰…?

