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女編集長の痴態
第1章 香織さんは編集長
オレは若い頃、カメラマンの助手みたいな仕事をしたことがある。

その時の出来事である。

正確に言うと、オレの立場は小さな小さな出版社の社員。
独自に出版している書籍や雑誌は無く、記事を大手に納めているのが実態だった。
記事には、契約しているフリーのカメラマンが写真を入れる。そのカメラマンに付いて、いろんな雑用をする仕事だった。

オレの主な担当は、女性向けファンション誌だ。
オレたちが作った記事が、女性誌の内容になる。
チーフの編集者は香織さんという30歳ちょっとの女性だった。

ファンション誌の編集者だけあって、すごい美人だ。
学生時代はミスキャンパスか準ミスだとか言っていた。

この仕事は、やはり美人が得だ。
説得力が違う。
香織さんは、モデルの女の子にも人気がある。

女性誌班(ファッション部門)は、香織さんとオレだけの、小さなチーム。
会社にはもう一つの部署があり、エロ雑誌に記事を納めている第1課だ。
こちらは、風采の上がらない、いかにもオヤジという見た目の課長と50を過ぎたオジサンの次長、若い男の子と三人である。
スケベな読み物や風俗レポート、エッチな写真を外部のレポーター、カメラマンに外注してページにまとめていた。
会社の収益としてはエロ部門の方がはるかに大きい。
香織さんの目標は、ファッション部門を大きくして、エロ部を超えることだった。

エロ部の課長が急に三ヶ月の長期入院となってしまった。
その間、香織さんもオレもエロ部の手伝いをすることになった。

この頃は雑誌の編集がデジタルに進化していった頃。
デジタルデーターを使ったDTP(デスク・トップ・パブリッシング)が始まった頃。
それでも、写植と呼ばれる、アナログな原稿の流し込みに、フィルムの写真をはめ込むと言った印刷もまだまだ行われていた。
その日はエロ部の締め切り日。
入稿(にゅうこう)と言って、デザイナーさんがレイアウトをする前の原稿の締め切り日だった。
忙しい日が続き、やっと原稿と写真が出来上がっていた。
校了(こうりょう)と言って、印刷屋に渡すまではまだまだ忙しい日が続く。
しかし、この日、作業はヤマを越えたのだ。
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