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変態学園 新入生“愛美”の1週間
第5章 第5話 保健室の医師“田村”
 その日の朝、日々続く学園での驚きの体験に少々疲れながら愛美は登校する。

 1限目の国語の授業中に愛美はめまいを感じた。
「先生、なんだか気分が悪いので保健室へ行きます」と愛美が手を上げた。
「わかった、気を付けて」と教師が答えた。

 保健室は1階の隅に位置していた。
 扉を開けると、そこには白衣姿の田村がディスクに向かっていた。
「先生、私めまいがして来ました」
「そうか、じゃ少し横になって休むがいい」とベッドを指差された。

 愛美はベッドの上へ横たわると、田村が囲いのカーテンを閉めた。

 愛美はうとうとしながら、ここ3日間に起きた出来事を振り返っていた。
体育館、教室、工房室と続いたけど、こんどは、何が起きるのだろう・・・

 どれだけ時間が過ぎたのだろうか、田村の声に目を覚ます。
「なんか、うなされていたよ」と愛美のことを心配げに田村が言う。
「なんか、変なこと言ってましたか?」
「やぁーん、先生とか」、「きゃー、気持ちいいーとか」聞こえてきたよ。
「えっ、そんなこと言ってたんですか」と愛美は恥ずかしくなった。
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