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第2章 第２話　体育教師“武田”

　入学式の翌日から、生徒の身体測定も兼ねて、早速体育の授業があった。
女生徒達は、ブルマ姿で体育館へ集合した。
そこにいたのは、筋肉隆々の体育教師の武田であった。

「早速、ラジオ体操から始めるぞーー」と生徒達に向かい告げる。
　みんな一斉に前後左右の間隔を開け、音楽に合わせテンポよく体操を始めた。

「次は、身体をほぐすぞ」と武田。
「二人一組で前屈をする、後ろの女子は背中を押すんだ」

「はーい」と生徒達は床へ座り、前屈を始めた。
　武田は生徒達の間を縫うように廻りつつ、一人一人のボディーラインを見て回った。

（おっ、この娘かぁ、噂の愛美だな）と武田は、心躍るのであった。

「愛美、お前は身体が柔らかそうだなぁ」と話し掛ける。
「まぁ、バレエを習ってましたからね」と愛美が応じる。

　すると突然、愛美の耳元へ顔を直付け何か囁く。
「お前は体操選手になれる素質がある」、「授業のあと、特別レッスンをするので残りなさい」
「えっ」と驚きの表情を浮かべる愛美。