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レッスンの仕方が間違っている!
第3章 2次審査当日
1時間後2次審査結果が出る。
残った者だけが3次審査に進める。
今待合室にいるのは、2次審査通過者だけ。
そして椿は待合室に居た。
椿は緊張こそしていなかったが正直驚いていた。
ダンスでここまで来れるなんて……
興奮と達成感で拳に汗を握る。
「3次審査について説明します。」
審査員が部屋に入って来たのに気付き、顔をあげる合格者約10名。
それぞれ真剣な面持ちだ。
訂正、1人を除き。
普段以上に興奮している椿は、唯一場の空気を楽しんでいた。
「皆様、よくぞここまで来られました。募集の際伏せていましたが、最後まで来た皆様に明かしましょう。」
その場に居た全員に疑問が浮かぶ。
今回は椿もだった。
「今回のオーディションは、『KOU』を含み結成する、新ユニットのメンバー選考を目的としました。」
あくまで待合室は静寂。
聞こえるのはそれぞれの息遣いだけ。
しかしそれを聞かされた誰もが胸中をざわつかせていた。
椿も然り。
え?じゃぁ、さっき出ていったあの人は・・・・・・KOU!!!?
本物?
えぇーーーっ!!
でも、それじゃぁ……
僕より後の人間はKOUに何一つ評価されてないってことだよな??
そんなのって、不公平過ぎやしないか?
それに記憶が確かなら、さっきKOUはこう言ってた……
『つまらない』
って、確かにそう言った。
なんで……?
貴方はいつだって1人楽しそうに歌って踊る。
どうして?
椿には周りの音など聞こえず、ただ疑問だけが頭の中を木霊していた。
残った者だけが3次審査に進める。
今待合室にいるのは、2次審査通過者だけ。
そして椿は待合室に居た。
椿は緊張こそしていなかったが正直驚いていた。
ダンスでここまで来れるなんて……
興奮と達成感で拳に汗を握る。
「3次審査について説明します。」
審査員が部屋に入って来たのに気付き、顔をあげる合格者約10名。
それぞれ真剣な面持ちだ。
訂正、1人を除き。
普段以上に興奮している椿は、唯一場の空気を楽しんでいた。
「皆様、よくぞここまで来られました。募集の際伏せていましたが、最後まで来た皆様に明かしましょう。」
その場に居た全員に疑問が浮かぶ。
今回は椿もだった。
「今回のオーディションは、『KOU』を含み結成する、新ユニットのメンバー選考を目的としました。」
あくまで待合室は静寂。
聞こえるのはそれぞれの息遣いだけ。
しかしそれを聞かされた誰もが胸中をざわつかせていた。
椿も然り。
え?じゃぁ、さっき出ていったあの人は・・・・・・KOU!!!?
本物?
えぇーーーっ!!
でも、それじゃぁ……
僕より後の人間はKOUに何一つ評価されてないってことだよな??
そんなのって、不公平過ぎやしないか?
それに記憶が確かなら、さっきKOUはこう言ってた……
『つまらない』
って、確かにそう言った。
なんで……?
貴方はいつだって1人楽しそうに歌って踊る。
どうして?
椿には周りの音など聞こえず、ただ疑問だけが頭の中を木霊していた。