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レッスンの仕方が間違っている!
第9章 3次審査まであと2日
「RIKUさん、調子はどう?」
「あ~功ちゃん!来てくれたんだ~っいらっしゃい。」

 ここは本社3階。
 功も今日はKOUとして本社に出勤していた。
 アイドルで出勤?というのも、いささか可笑しい気もするが。

「あぁ、廊下で拓さんと龍さんに会いました。」
「ホント?2人共手ぶらだった?」
「はい。つーか手ぇ繋いでましたから。あの2人が仲良くしているの記憶になくて……むしろ仲悪いと思ってたんで。」

 苦笑いで功は返す。

 正確には、腕を引かれていた……が正しいのだが、六斗にも大方予想がついている。

「そっかぁ~功ちゃんは知らないんだよねぇ。」

 それは愉しそうに呟く。

「?」

 六斗は前回功から採った、出来かけの型を引き出しから出して語りだした。

「僕もそうだけど、Starprojectのメンバーは皆幼馴染みだから、憎まれ口叩いてても仲はかなり良いんだよ?」
「そうなんですか?」
「うん。まじ!因みに弟くんの通う桜小路学園出身だよ!皆ね?」

 クスッと笑って六斗はメガネを外し頭の上に載せた。

 その時、功は考えた。

「RIKUさんさ、今いくつだっけ?」
「27だけど?そろそろ28!」

 無いよな~……
 いや、有り得る。
 だってこの人だ。
 でもこの世代だと……

 話をしながら服を脱ぐ。

「桜小路学園の『特別寮』って知ってます?」
「え~何それ。知らないよ?あーでも、特別とは言われてなかったけど、僕等は皆とは別のとこで過ごすことが多かったかなぁ?ふふっ」

 まさか?おいおい!?
 やっぱ十分有り得る。
 そもそも『特別寮』は正式名称じゃぁ無い。
 二つ名だったはずだ。
 じゃぁ……

「まさか其処って、林みたいなとこ抜けて、左に只管曲がった洋館……じゃ、無いですよね?」

 既に苦笑いしかできなかった。
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