この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レッスンの仕方が間違っている!
第9章 3次審査まであと2日
「あ~!よく知ってるね!!誰かに聞いたの?」
ニコニコしながら顔を見てくるデザイナー。
近くないか?
いや、普通か……
採寸してるんだし。
でも流石に……
「あっ……」
六斗の持つメジャーが胸板のあの辺りに食い込む。
「あぁ!ごめんごめん何かお話が楽しくって、つい締めちゃった!あははっごめんごめん。」
てへっ、とかこぼしそうな感じで言うデザイナー。
故意にやったのか!?
何この人、全然読めない!!
これでも5年の付き合いなのに。
「いや、実は奏太がその場所に住んでて……あ、今はもう通称『特別寮』って呼ばれてるんですけど。」
「ふ~ん。そーなんだ。じゃぁやっぱりあれ本当だったんだぁ……。」
「え?何がですか??」
メジャーを引き出しに仕舞い、新しく布を出す。
「もー服着て良いよ。功ちゃん何飲みたい?」
「コーヒーで。それで?」
「まぁまぁ、慌てなさんな~。」
功は大人しく従って、コーヒーを待つことにした。
ちょっと待てよ?
ってことは。
あの洋館はこの人の代からあって、あそこは創立40周年で。
この人の時はまだ寮じゃなくて……なのに使ってて……!!!?
確定じゃねーか!!
「はい、コーヒー。」
「有難うございます。」
六斗は功の目を見て察したのか珍しく、はぐらかさずに話を始めた。
「実はね、もー社長と弟くんからも聞いてると思うんだけどね……」
ニコニコしながら顔を見てくるデザイナー。
近くないか?
いや、普通か……
採寸してるんだし。
でも流石に……
「あっ……」
六斗の持つメジャーが胸板のあの辺りに食い込む。
「あぁ!ごめんごめん何かお話が楽しくって、つい締めちゃった!あははっごめんごめん。」
てへっ、とかこぼしそうな感じで言うデザイナー。
故意にやったのか!?
何この人、全然読めない!!
これでも5年の付き合いなのに。
「いや、実は奏太がその場所に住んでて……あ、今はもう通称『特別寮』って呼ばれてるんですけど。」
「ふ~ん。そーなんだ。じゃぁやっぱりあれ本当だったんだぁ……。」
「え?何がですか??」
メジャーを引き出しに仕舞い、新しく布を出す。
「もー服着て良いよ。功ちゃん何飲みたい?」
「コーヒーで。それで?」
「まぁまぁ、慌てなさんな~。」
功は大人しく従って、コーヒーを待つことにした。
ちょっと待てよ?
ってことは。
あの洋館はこの人の代からあって、あそこは創立40周年で。
この人の時はまだ寮じゃなくて……なのに使ってて……!!!?
確定じゃねーか!!
「はい、コーヒー。」
「有難うございます。」
六斗は功の目を見て察したのか珍しく、はぐらかさずに話を始めた。
「実はね、もー社長と弟くんからも聞いてると思うんだけどね……」