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レッスンの仕方が間違っている!
第10章 3次審査前日
 いろいろあったなぁ……
 1次受かって嬉しくて。
 2次の後は初めてストリートに参加して。
 ふふっ……功に会って、友達になって!
 他にも蘭ちゃんや王子、一馬や真人くん。
 ダンスが大好きな人達と、こんなに出会えた。
 やっぱりダンスやっててよかった。
 近江 司とは、わかり合えなかったけど……
 生まれて初めて強姦みたいなことされて、怖くて。
 なんであんなことしたんだろ?
 女の子にならまだわかる。
 僕は男だ。
 そういえばなんて名前だっけ?真人くんの友達もよくわからない。
 キスは功としちゃって、初めてじゃなかったけど。
 でもあれはワルノリだよね……
 あれ、なんでちょっと残念なんだ僕?
 昔から多少女っぽいとこがあるらしくて、高校で女の子に可愛いって言われたときはショックだったっけ?
 一馬にももっとダイレクトに言われたし。
 とにかく!
 もう近江 司には会いたくない。
 しかもあの事件のおかげで知っちゃったから……
 功ともその後雰囲気で、あんなことになっちゃったんだよな。
 あぁゆーのは理性がおかしくなってただけで。
 やっぱり良くないよね?
 どんな状況にしたって、軽々しく!
 それにしたって、胸板厚かったなぁ。
 筋肉は負けてないと思うけど。
 それに凄く……

「うわ……ナニコレ。恥ずかしい!!」

 誰も見てなくて、誰からも見えないのがわかっていても、顔を覆って悶える椿。
 顔が熱いのが自分でもわかる程に動悸がする。

 振り返りが振り返りじゃなくなってきた……!!
 それより風邪ひくかも。
 シャツがベトベト張り付いて気持ち悪い。
 早く汗流したいな。

「ゴク、ゴク……はぁーっ戻るか。」

 髪先から垂れ落ちる雫を、頭を振って飛ばす。
 上体を起こして残った水を飲み干すと、椿は手をついてゆっくり立ち上がった。
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